【来る子は来る、来ない子は来ない説】
- 関コーチ
- 2024年5月13日
- 読了時間: 5分
こんなことを書くと、批判的な意見やネガティブな印象を持たれるかもしれませんが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
当スクールは今や『大阪』『バレーボールスクール』と検索すると、一番上にヒットするほどに成長しました。競合少ないってのもあるんですけど(笑)
おかげさまで、日々問い合わせを電話やメール・LINEでいただいています。
5/16(木)にはネーションズリーグが開幕し、ますますバレー人気に拍車がかかりそうな予感…。
そんな中、これまでやってきた中で、僕なりに導き出しているいくつかの定説があります。
まずひとつめは、
『来る子は来る、来ない子は来ない』
です。
バレーボールスクールに通いたい!と思う気持ちは「もっと上手くなりたい!」「上達したい!」「レギュラーになりたい!」「みんなに追いつきたい!」というプラスの欲求からです。
欲求が生まれると
1.調べる→申し込む!
2.調べる→問い合わせてみる→検討する→申し込む
3.調べる→問い合わせてみる→検討する→生活のリズムや所属チームとの兼ね合いを考えてみる→断念する
3つめは来ないです。何かを始めるということは何かしらリズムが崩れるわけで、最初はそんなこと関係なく検索したはずですが、具現化してくると合わない部分に目がいきがち。
そしてふたつめは、
『質問が多い親は来ない』
「ウチは特別な事情があるから…」と思ってる方ほど、質問が多く、無理だと思うことで通えないと思われます。質問している時点で、不安を取り除くというより、通えない理由を探しているように思えます。
ハッキリ言うときます。あなたは特別じゃない。
もっと言うと、みんなが特別です。
みんな特別で、みんな特殊だと思っておきましょう。住んでる地域も、学校も、保護者の仕事も、兄弟がいることも、みんなそれぞれ違っていて、通えない理由は探せばいくらでもあります。
なぜ、遠いとか、所属チームの練習時間が遅いとか、そういうことが通えない理由になるのでしょう??
過去には、京都、滋賀、奈良、そして徳島から毎週通ってた子がいます。
好きな子ができて、ちょっと遠かったら諦めるんでしょうか?
遠距離恋愛がダメになるのは、コスパが悪くなるからです。バイトしてお金貯めて会いに行って、ケンカしたり、そっけない態度とられたりすると、せっかく頑張ったのに…ってなるでしょ?
なんのこっちゃ(笑)
今いる子たちの中には、まる一日練習試合をしても、遠くまで遠征に行って遅くなっても、明日朝早くても、何時になってもレッスンに来る子がいます。
先日、土日に遠征行って、まる2日練習試合でも来た子がいました。体育館に到着した時には疲弊しきっていて、よろけてるようにも見えました。ケガでもしてはいけないと、やめとくように言おうとしましたが、練習しているうちに、みるみるうちに元気になり、イキイキとボールを追いかけているんです。
「アホやな〜」と思いながらも、ココにはそういう魅力があるんだと嬉しい気持ちにもなり、思わずニヤニヤしてしまいました。
またある子は、レッスン日に熱が出てしまい、保護者さんが僕にお休みの連絡をしようとした際、「あと10分待って!10分経っても熱下がらんかったら諦めるから!」と言ったそうです。
10分で熱が下がるかい!(笑)でも、こんな子かわいくてしょうがないっしょ(笑)
レッスンに行きたい!友達に会いたい!バレーがしたい!
ただそれだけ。遠いとか、疲れてるとか、明日朝早いとか、関係ないんです。
僕は僕で、頑張れる子を応援する。ただそれだけ。僕はこれからも、どんなに疲れてても行きたい!たとえちょっとしか練習できなくても行きたい!と思えるような空間を作っていきたいと思います。
人生何ごとも『リスク』と『リターン』で成り立っています。
レッスンで寝るのが遅くなる。子供は翌朝起きるのがおっくうになるし、保護者さんも眠いでしょう。遠方から通うとなると送迎にもお金がかかる。
この『リスク』を『リターン』が上回るかどうか?
2時間かけて通っても通う価値があるのか?翌朝眠たいけど、それでも通う価値があるのか?
それを確かめるには、まず『やってみる』ことが必要で、その後の継続を決めるのは本人とご家族です。
あ、疲れてても来る=頑張ってる、捻挫してても練習する=頑張ってる、とは思ってないです。
子供たちが子供たちなりに頑張っていることは、見ていればわかります。頑張る気持ちは他人との比較ではなく、自分との比較であり、自分史上最高であれば、他人の頑張りと比べる必要はありません。中には、せっかくレッスンに来ても、話を聞いてなければ意味ないですし、レッスンに参加するだけで「自分は頑張っている」と思っている子もいます。
3つめ
『友達と来る子は続かない』
友達と一緒に来る子は、友達と一緒でないと心細い子です。「一緒に頑張ろう!」とスタートしても、片方が何かの用事で来ないとなると、「◯◯ちゃんが行かないから行かない」となります。体調不良なども欠席の理由になりますが、その可能性が倍になるんです。そもそも、「◯◯ちゃんと一緒じゃないと行かない」という時点で、優先順位が違うような…。たとえ一緒に参加したとしても、行くか行かないかは個人の意志として、個人で行動できる子でないと続きません。
きっかけは友達と一緒でもいいですが、その後は単独行動するつもりで参加してほしいと思います。
ここからは余談ですが…。
毎日練習を頑張っているみなさん、もし「今日は練習休み!」って言われたら、どう思いますか??
「やった!」って、少しでも思った子。練習しすぎじゃね??
毎日毎日練習漬け。大好きで続けているバレーも、いつしか『義務』になっている子も少なくないはず。
突然の休みを残念に思うくらいがちょうどよくないですか??
これから進学するとき、さらにレベルの高い技術を学び、どんどん上手くなって楽しくなる前に「もう頑張りたくない」「十分頑張ってきたから、これからはゆる〜くやろう」と思ってしまうのはもったいない!
厳しくやることも時には必要。でも、ワクワクする気持ちは絶えず持ち続けてほしいですね。
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